都内の70世帯超という、大きな規模の集合住宅のアンテナ工事を施工させて頂きましたのでご紹介します。
もともと、CATVでご視聴中でBSを見るには各ご入居者様でCATV会社と契約してSTB(セットトップボックス)の設置をする必要がある状態でした。それを入居者様のコストの面から、アンテナ視聴に切り替えたいとの管理組合様からのご要望です。
まずは現地調査からはじめます。
やはり配線材は5C-2V(衛星放送非対応!)、最大5世帯の送り配線(5世帯が分配ではなく、順々に配線が繋がっているということ。後段になるほど損失が激しい!)になっていました。
築30年以上とのことでしたが、このぐらいの築年数になるとこの配線方式はよくあります。
可能な限りの幹線、分岐線を衛星対応の5C-FBに引き直し、それでも改善しない箇所に関しては入居者様宅内でTV端子の交換、中間端子を分岐配線に変更するなどの対応が必要でした。
管理組合様とご相談のうえ、今回は既存のCATVで地デジ視聴を継続し、そこに新しく設置するBS信号を混合するという工事に決まりました。
全ての配線の改修工事は不可能でしたので、CS放送は全世帯での視聴保障は出来ませんでしたが、BSの拡張チャンネル(D-lifeなど)はどのお部屋でもバッチリ視聴可能です。
右側2台が既存のCATVブースター
追加設置したBS用ブースター 定格115dB! (一般的な家庭用ブースターは定格100dBほどです)
パイプスペースから共用廊下を通って各世帯に引込されています。 この鉄管の中の配線を交換します。
今後、地デジをアンテナ受信に切り替える可能性も考え、使用マストはUHFも取付可能な長さにしてあります。
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